2013年11月24日礼拝

2013年11月24日説教:「父母の心」 説教者:松藤俊之教会長 み言訓読 「堕落した世の中でも、母親の愛は、子女のために投入して忘れ、また投入して忘れ、奉仕し、犠牲になって子女が良くなることを願いますが、その子女が良くならず、老いて死ぬほど苦労しなければならないのであれば、老いて死ぬまでもっと投入し、投入することを続けるのです。それが母親の愛です。堕落した世界でもそうです。 そのようにして逝った父母であることを知るようになれば、お墓に行って、『この親不孝の子女を赦してください』と痛哭し、今からでも何倍も親孝行をしようと、180度変わって孝行の道を行こうとするのです。手段と方法を通した道ではありません。これは、本当に血と肉を絞り出す愛の道においてのみ可能です。 子女に対する父母の愛は、ただそのまま生活的な関係だけで通じる愛ではなく、骨髄から湧き出てくる愛なのです。忘れるに忘れられず、切るに切れない愛の心を父母はもっているのです。それで、生命の余力がある限り、父母は子女を愛するのです。子女と生命の関係が結ばれていることを感じる時、父母には子女を愛する心が自然に湧き出るのです。『私の息子なので愛する』という意識的な心が先に立って愛するのではなく、その心よりも先立つ自分の生命力が、子女と連結されているので、愛さずにはいられないというのです。」(『天聖経:真の愛』より)

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