2014年6月1日礼拝
説教:「カナン定着への道」
説教者:松藤俊之教会長
私達は、自己を否定された時、困難が伴う時、追い込まれた時、死の場に向き合った時、自分の本性が出てきます。
セウォル号の事件で聖和された、祝福2世キムヨンウンさんは、死を前にした場で、「お父さんお母さんごめんなさい、愛しています。」と、メッセージを残しました。
謝るべきは大人達であるのに、ご両親の痛みを思い発せられた言葉に、心を打たれると共に、子女としての私達の姿勢を考えさせられます。見習うべき心の在り方だと感じます。
お父様も興南のような死刑を宣告される場で、行けと言わざるを得ない親の心情を先に考え、あるいは神がどんな人を準備しているのか、好奇心にも似た思いで向かわれました。
私達においても最も困難な場において、どう発想し、受け止め、乗り越えて行くのか、私達の真価が問われる時であり、最も神が注目する場であります。
統一教会創立60周年の真のお母様のみ言を、徳野会長が5つのポイントに分けて解説して下さいましたので、その内容をお伝えします。
1.私達が創立60周年(荒野路程)を超えて何を勝利していかなければならないか。主権復帰、国家復帰、国教化、神の一国をたてていかなければならない。お母様は、真剣に、2020年までに国家復帰を成そうとしておられる。私達が奮起し、変わる事を願われておられる。
2.真のお母様は2020年を超えても肉体が続く限り、真の父母として陣頭指揮とられ、当代ですべてを成し遂げる決意を持っておられる。
3.もし私達が真の父母を助ける歩みが出来なければ、お母様も早く霊界に行かれるかもしれない。
お父様も健康体であられたが、私達の身代わりに霊界に行かれた。悔い改めおなじ過ちを繰り返さないよう責任を果たすことの出来る私達となりましょう。
4.「立ち上がれ」というお母様のみ言のごとく、60年を経てもう一度再出発し、真の父母を誇り、万民を祝福に導いて参りましょう。
5.使命感、召命感、責任感と共に、それ以上に、感謝喜びと共にみ旨を歩むことがさらに重要。
父母から見れば、子女が苦しんで歩んでいる姿に、どれほど心を削られる思いになるか。喜び、生き生き歩んでいる姿に、父母も喜び、頼もしさを感じる。目の前の困難に埋没する以上に、与えられている恩恵に感謝して歩みましょう。
お母様が2020年までの歩みを決意して出発しておられます。私達がもう一度生まれ変わって、残された7年路程をどのような姿勢で歩んでいくのか自問自答していかなければなりません。無限に、霊界・絶対善霊、何よりもお父様が協助して下さる時代である事を確信して歩んで参りましょう。