2014年7月6日礼拝

説教:「聖和2周年追悼に寄せて」

説教者:平井利明事務局長

 

真のお母様は、2014年5月11日の連合礼拝にて、当代で天一国を定着させる決意を示されました。そのきっかけとなったとも言える、セウォル号事故はお母様にとって衝撃的な事故でした。
セウォル号の事故は4月16日に起こりましたが、1934年4月17日は、真のお父様が天から召命を受けた心情復活の日であり、今年の4月17日は、その日から80年目を迎えます。80数は再出発の数であります。韓日米関係がこれほどまでに冷え込んでいる時に、日本、アメリカの救援の手を韓国が受け入れ、被害にあった人々を助ける事が出来ていたならば、日韓米関係が劇的に改善されていく、千載一遇のチャンスであったとも言えます。

韓日米関係悪化の原因を摂理的に考えると、2008年が大きなターニングポイントでした。2001年1月13日神様王権即位式から2012年基元節までの12年間を蘇生・長成・完成の3区分すると、2008年は長成期完成級であり、摂理的にも、真のご家庭にとっても、とても厳しい1年となりました。3月17には、文孝進様が突然聖和され、7月16日にはヘリ機事態がありました。私達はこのような状況で、カインの子女として祝福家庭として人類全体を代表して、悔い改めの基台をもってのぞまなければならなかった立場でしたが、2009年以降は、韓日、特に韓国においては天の摂理と逆行するようになりました。扇の要のような位置におられた孝進様が聖和されたことにより、子女様や教会自体もバラバラになり、韓日米関係もバラバラになってしまいました。

我々の強みとは何かと考えると、み旨を実践できる人材がいる事であります。私達はみ言を信じて実践する中で、神霊と真理の導きにより神と一つとなる事が出来ます。天のみ旨を実践する人材こそ天地の誇りであり、お母様も真の愛の実践の大切さを説いておられます。

お母様は今年1年を意義深い年と考えております。1954年5月1日UC創立から、今年で60周年となりますが、お母様はこの60年は荒野路程であったと語られました。本来は、1945年から、キリスト教がお父様と一つになっていれば、7年間で韓半島に天一国が定着していたと言われています。ところがそれが成されずに、韓国動乱が起こり、共産主義が台頭し、冷戦時代が到来してしまいました。失った60年を取り戻し、カナン定着させていく再出発の時が、5月11日であり、93日路程、聖和2周年までの期間であります。

お母様が私達に願う事は原点回帰、神霊と真理に溢れた教会を築く事であります。
お父様がアラスカ精神、ダンベリー精神、パンタナール精神を語られた時、隣にはいつも孝進様がおられました。孝進様は、地獄を天国に、最悪を最善に変えていく心の持ち主であり、お父様の前に絶対的な孝の精神をつらぬいていく方でありました。孝進様に変わる人物をお母様は探しておられます。
アラスカ精神は決意した事を必ず果たしていく精神であり、ダンベリー精神は最悪を最善に変えていく精神であり、パンタナール精神は良いものも悪いものも全てを飲みこみ、地獄を天国に変えていく精神であります。アラスカ精神、ダンベリー精神、パンタナール精神をもつ、神霊と真理に溢れた教会を築いてまいりましょう。

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